概要
金色のガッシュ!!(こんじきのガッシュ)は、雷句誠による日本の漫画作品。『週刊少年サンデー』で2001年から2008年まで連載され、単行本は全33巻。100人の魔物の子が人間界で「魔界の王」を決めるために戦う「魔物バトル」を軸に、心優しき魔物・ガッシュ・ベルと、その相棒となった中学生・高嶺清麿の友情と成長を描いた感動巨編である。
バトル漫画でありながら「涙腺崩壊」「号泣不可避」と語り継がれるのが本作最大の特徴。とくに中盤の「清麿が死んだ」エピソードや、終盤の名敵キャラ・ブラゴ戦、そしてラストの別れは、ジャンプ・サンデー世代の心に深く刻まれている。読み返すたびに泣くという読者が後を絶たないらしい。
2023年からは続編『金色のガッシュ!!2』が連載されており、往年のファンを再び魔界へ呼び戻している。
炎上とバズ
- 最終巻のラストシーン「ガッシュとの別れ」は、少年漫画史上屈指の名ラストとして語り継がれ、SNSでも定期的に「また泣いた」と話題になる。
- 作者・雷句誠が連載終了後に出版社(小学館)との間で原稿紛失をめぐる訴訟を起こした件は、漫画業界の労働環境を問う大きな話題となった。後に和解している。
- 呪文「ザケル」をはじめとする術の語感の良さからネタにされやすく、ファンの間では合言葉のように使われている。
- 続編『2』の連載開始発表時には「あのガッシュが帰ってくる」とトレンド入りするほどの反響があった。
余談
- ガッシュの好物は「ヤンヤンつけボー」をモデルにしたと言われるお菓子で、作中の食いっぷりが妙にリアル。
- 「やさしい王様になる」というガッシュの夢が物語全体を貫くテーマになっており、バトルのたびに重みを増していく構成が見事。
- 清麿は当初「天才だが学校に行かない問題児」として登場し、ガッシュとの出会いで人間的に成長していく。
- 雷句誠は『どうぶつの国』『VECTOR BALL』など動物・SFを題材にした作品も手がけている。
- 単行本の巻末おまけ「ガッシュベルカフェ」など、作者のサービス精神あふれるコーナーも人気だった。