概要
OnlyFans(オンリーファンズ)は、イギリスのロンドンに拠点を置く成人向けソーシャルメディアサービス。携帯機器からアクセスすることができる。クリエイターは、自分の登録者または「ファン」専用のコンテンツを提供することができる。
このプラットフォームはTwitterのビジネスモデルを模倣している。特にアダルトエンターテインメント産業で人気を博し、ヌードやポルノグラフィなどの内容も目立つが、フィットネスの専門家や、独立系ミュージシャンなどのクリエイターも使用している。
運営
コンテンツ制作者が自身のアカウントに写真や動画などを投稿し、それを見たいユーザーが有料購読を行うことで閲覧できる仕組みとなっている。購読期間や価格はコンテンツ制作者が任意に設定可能。支払われた料金のうち20%はOnlyFans側が手数料として徴収し、残りはコンテンツ制作者の収益となる構造を取っている。
倫理的に大きな問題となるコンテンツを除けば、基本的に検閲を行わないというのが特徴である。初期には健全な内容を投稿する制作者も多く、例えば海外のアマチュアミュージシャンやフィットネス情報を専門に扱う人物がOnlyFansを通じて支援を受ける事例も存在した。
しかし、ポルノを検閲せずに許可するという認識が広まり、徐々にわいせつ物やセクシーさを強調した写真などを販売する用途で使用されるようになった。2019年から2020年にかけて利用者が大幅に増加し、現在ではほぼ完全に成人向けコンテンツを販売する支援サイトへと変貌している。
英語圏では2020年に「Simp(シンプ)」というミームが流行したことで、OnlyFansが「Simp」たちのたまり場として認識されるようになった。
収益を最大化するため、エージェンシー単位で組織的に動くケースが大半を占めており、スカウト、トレーニング、マーケティング、撮影など、全般的な活動をエージェンシーとともに行っている。特にアメリカやヨーロッパではすでに有名なエージェンシーが市場を掌握している。
2020年12月、新型コロナウイルスの流行期に、ニューヨーク市の民間救急サービス会社で働いていた女性救急救命士が時給不足により[7]副業としてOnlyFansに頼ることになり、『ニューヨーク・ポスト』紙がそれを記事化するという珍事件も発生した。こういった背景があるため、女優ベラ・ソーンのような有名人がOnlyFansに参入し、生態系を混乱させる行為は大きな批判を浴びた。特にベラ・ソーンはヌード写真を200ドルという高額で販売すると宣伝したものの、実際には服を着た写真であったことが判明し、詐欺まがいだと非難された。その影響で、OnlyFansは個別コンテンツの最高価格を50ドル、ユーザーが送れるチップも100ドルに制限する措置を取った。