| 豊田通商株式会社 TOYOTA TSUSHO CORPORATION | |
|---|---|
| 略称 | 豊通、TTC |
| 国家 | 日本 |
| 種類 | 株式会社 |
| 市場情報 | 東京証券取引所プライム市場・名古屋証券取引所プレミア市場 8015 |
| 業種 | 卸売業(総合商社) |
| 本社所在地 | 愛知県名古屋市中村区名駅四丁目9番8号 |
| 設立日 | 1948年7月1日 |
| 年齢 | 78周年 |
| 代表者 | 今井斗志光(取締役社長) |
| 主要株主 | トヨタ自動車、豊田自動織機 |
| 主要部門 | 金属、サーキュラーエコノミー、サプライチェーン、モビリティ、グリーンインフラ、デジタルソリューション、ライフスタイル、アフリカ |
| 主要子会社 | CFAO(フランス) |
| リンク | 豊田通商 公式サイト |
概要
豊田通商(とよたつうしょう)とは、名古屋に本社を置くトヨタグループの総合商社である。三菱商事などの五大商社と並べて「七大商社」に数えられ、自動車関連の取引と、アフリカ事業の大きさで他社にない特色を持つ。
詳細
豊田通商は1948年、トヨタ自動車工業(現・トヨタ自動車)の販売金融と原材料調達を担う会社「日新通商」として設立された。1956年に豊田通商へ社名を変更し、トヨタグループの「商社機能」を一手に引き受ける存在になった。
大きな転機は2006年の株式会社トーメンとの合併である。トーメン(旧東洋棉花)は三井物産から分かれた綿花商社を源流に持つ老舗の総合商社で、化学品・食料・エネルギーなどトヨタ系にない事業を持っていた。この合併で豊田通商は「自動車の商社」から総合商社へと大きく広がった。
もう一つの転機は、2012年のCFAO買収である。CFAOはアフリカに約150年の歴史を持つフランス系の商社で、アフリカ各国で自動車販売や医薬品流通を手がけていた。この買収で豊田通商は、アフリカのほぼ全ての国に拠点を持つ日本で唯一の商社となり、「アフリカに一番強い日本企業」と呼ばれるようになった。
事業の特徴
自動車とトヨタグループ
トヨタグループ向けに鉄鋼や部品、原材料を供給するほか、海外でのトヨタ車の販売・物流も担う。中東やアフリカなど、トヨタが直接進出しにくい地域での販売網は豊田通商の強みである。
アフリカ
アフリカ事業は独立した営業本部になっており、自動車販売、医薬品の卸、インフラ整備、再生可能エネルギーなど幅広い。アフリカの人口増加と経済成長を取り込む「長期の賭け」として、投資家からも注目される部門である。
資源とリサイクル
リチウムなどのバッテリー素材の確保や、使用済み自動車・金属のリサイクルにも力を入れている。電気自動車の普及を見据えた資源戦略は、トヨタグループの商社ならではの分野である。
業績
2026年3月期は、海外での自動車販売が好調だったことなどから、純利益が3,705億円と過去最高を更新したと報じられた。五大商社と比べると規模はやや小さいが、資源価格の影響を受けにくい事業構成のため、業績が比較的安定しているとされる。
よくある質問
- 豊田通商はトヨタの子会社?
- トヨタ自動車と豊田自動織機が大株主で、トヨタグループの中核企業の一つだが、独立した上場企業である。
- 七大商社とは?
- 五大商社(三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・住友商事・丸紅)に、豊田通商と双日を加えた7社を指すことが多い。
- 本社はどこ?
- 名古屋駅前(名古屋市中村区名駅)にある。東京本社も置いている。
余談
- 「豊田」は「とよた」と読む。トヨタ自動車の社名がカタカナの「トヨタ」になったのは、濁点のない「トヨタ」のほうが字画や響きが良いとされたためで、豊田通商は漢字の「豊田」を使い続けている。
- トーメンとの合併では、トーメンが三井物産系の綿花部門をルーツに持つため、「三井の血を引くトヨタの商社」と表現されることもある。