週刊ポスト

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概要

週刊ポストとは、小学館が発行する総合週刊誌である。1969年8月22日に創刊され、中高年の男性読者を主な対象とする。講談社週刊現代と並ぶ男性向け総合週刊誌として扱われてきた。

詳細

創刊と競合

1969年の創刊は、週刊現代の創刊から10年後にあたる。後発として参入した以上、同じ棚で先行誌と並ぶことが前提であり、誌面の作り方も読者層も近い位置から始まっている。

競合する二誌が長く併存してきたこと自体が、この市場の性格を示している。駅売りや書店で購入する読者は、どちらか一方だけを固定して買うとは限らず、その週の特集の見出しで選ぶ。したがって競争の単位は年間の購読者数ではなく、毎週の表紙と見出しになる。週刊誌の見出しが強い表現になりやすい理由は、編集方針というより、売り方の単位がそこにあるためである。

誌面の構成

政治・経済・社会の特集、健康や年金といった生活実用の記事、連載、そして巻頭グラビアという構成をとる。実用記事の比重が高いのは読者層の年齢構成に対応したもので、同じ題材を繰り返し角度を変えて扱う形が定着している。

グラビアページはグラビアアイドルや俳優の登場する場として機能し、写真集の企画に至る前段の露出として働いてきた。市川由衣南明奈若槻千夏のように2000年前後に活動を始めた人物にとって、週刊誌のグラビアは活動の初期に通る経路のひとつだった。

部数と現在

印刷証明付きの発行部数は約24万部とされる。雑誌全体の部数が減少するなかで、記事のウェブ配信やデジタル版の販売が並行して行われている。

紙の週刊誌が持っていた強みのひとつは、買う理由が記事単位でなく1冊単位だったことにある。目当ての特集を読むために買った号に、読むつもりのなかった記事も一緒に入っていた。ウェブで記事が単体で流通するようになると、この抱き合わせが働かなくなる。雑誌の電子化が単純な媒体の置き換えにならないのは、売り方の単位そのものが変わるためである。

余談

  • 小学館週刊少年サンデーをはじめとする漫画誌を持つため、系列内で読者層の異なる雑誌を複数抱えている。総合週刊誌と少年誌では読者も売り方も重ならないが、同じ流通網に乗せられる点は共通している。
  • 週刊誌の見出しは、本文の結論よりも読者の関心を引く語が選ばれる傾向があり、本文を読むと見出しほど断定的でない場合がある。見出しと本文で担っている役割が違うためである。
  • 総合週刊誌の連載は書籍化されることが多く、雑誌の連載枠は小学館にとって書籍の企画を試す場としても機能している。

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