| 株式会社海洋堂 KAIYODO Co., Ltd. | |
|---|---|
![]() 海洋堂本社(出典:ウィキメディア・コモンズ) | |
| 国家 | 日本 |
| 種類 | 株式会社 |
| 業種 | 玩具・ホビー(フィギュア・模型・食玩) |
| 本社所在地 | 大阪府門真市 |
| 設立日 | 1964年4月1日 |
| 年齢 | 62周年 |
| 設立者 | 宮脇修 |
| 関係する人物 | 宮脇修一(通称「センム」)、松村しのぶ、山口勝久 |
| 代表作品 | チョコエッグの動物・恐竜フィギュア、リボルテック、ワンダーフェスティバル(主催) |
| リンク | https://kaiyodo.co.jp/ |
概要
海洋堂とは、大阪府門真市に本社を置く日本のフィギュア・模型メーカーである。1964年に大阪府守口市の小さな模型店として始まり、ガレージキット文化の中心となったワンダーフェスティバルの主催、チョコエッグの精密な動物フィギュア、可動フィギュア「リボルテック」などで知られる。
詳細
創業者の宮脇修は、1964年4月1日、大阪府守口市の土居駅前で、貸本屋を改装した1坪半ほどの模型店を開いた。長男の宮脇修一(のちの専務で、業界では「センム」の愛称で知られる)の小学校入学がきっかけだったという。
この店は「常に変わったことをする」ことを方針に、店内にプールを作って模型の船を走らせたり、ジオラマを展示したり、模型教室を開いたりと、単なる模型販売にとどまらない店として評判になった。
1980年代初頭、アニメ・特撮ファンの間で「メーカー製品に満足できないなら自分で作る」という機運が高まる。そんな中、歯科技工士の川口哲也が、入れ歯の製造技術を応用して複製した東宝の怪獣映画の人気怪獣・モスラ(幼虫)のキットを持ち込んだ。シリコーンゴムで型を取り、ポリウレタン樹脂を流し込むこの方法が、少量生産の「ガレージキット」の基本手法として広まり、海洋堂はその中心地になっていく。
1992年にはゼネラルプロダクツからワンダーフェスティバルの主催を引き継ぎ、世界最大級のガレージキット展示即売会の運営者になった。
チョコエッグ・食玩ブーム
海洋堂の名を一般層にまで広めたのが、フルタ製菓の「チョコエッグ」である。卵形チョコの中に入ったおまけフィギュアの製作を請け負い、造形師・松村しのぶが手がけたリアルな動物・恐竜のフィギュアが評判になった。
シークレットアイテムの存在が収集欲を刺激し、2001年ごろにはチョコエッグが社会現象的なブームになった。「お菓子のおまけ」だった食玩を、大人がコレクションする対象に変えた転換点とされる。
ただし、フルタ製菓との関係はのちに悪化し、キャラクターの無断追加や造形師への直接の接触などをめぐって対立、訴訟を経て関係を解消している。
アクションフィギュアとリボルテック
1990年代後半、アメリカのトッド・マクファーレンによる『スポーン』のフィギュアに刺激を受け、中国での金型製造に挑戦した。最初のシリーズとなった『北斗の拳』は大ヒットになった。
その後、造形師・山口勝久が考案した「山口式可動」を採用した『新世紀エヴァンゲリオン』初号機などで、よく動いてよく似ているアクションフィギュアの路線を確立。これが低価格の可動フィギュアシリーズ「リボルテック」へとつながり、同社の主力の一つとなった。
関連施設
- 海洋堂フィギュアミュージアム黒壁龍遊館(滋賀県長浜市・2005年開設)
- 海洋堂ホビー館四万十(高知県四万十町・2011年開館)
- 海洋堂かっぱ館(高知県四万十町・2012年開館)
- 海洋堂フィギュアミュージアム ミライザ大阪城(大阪市・2022年開館)
高知県の四万十川流域に施設があるのは、創業者・宮脇修の故郷との縁によるとされる。ホビー館四万十は廃校になった小学校の体育館を活用した施設で、「日本一辺鄙な場所にあるミュージアム」を自称している。
余談
- 2020年には投資会社MSD企業投資と資本業務提携を結び、国内外での事業拡大を図っている。
- グッドスマイルカンパニー・コトブキヤ・ボークスと並ぶ日本の代表的なフィギュアメーカーで、秋葉原のホビーショップでは必ずと言っていいほど海洋堂製品が並んでいる。
