概要[編集]
東京ビッグサイト(とうきょうビッグサイト、Tokyo Big Sight)とは、東京都江東区有明にある日本最大級の展示場で、正式名称は東京国際展示場である。1996年4月に開業し、コミックマーケットやAnimeJapan、ジャパンモビリティショーなどの会場として知られる。逆三角形を4つ組み合わせた会議棟の外観が、東京湾岸のランドマークになっている。
詳細[編集]
東京都が所有し、東京都が主な出資者である株式会社東京ビッグサイトが運営している。晴海にあった旧・東京国際見本市会場の後継施設として1996年4月1日に開業した。「ビッグサイト」は愛称だったが、現在は施設名としてこちらのほうが一般的に使われている。
展示ホールは東・西・南の展示棟に分かれ、総展示面積は約11万5000平方メートル。運営会社によれば、年間約300件のイベントが開かれ、約1400万人が来場する。東京駅から電車で約30分、羽田空港から車で約15分と、都心・空港の両方に近いことが国際見本市の会場として強みになっている。
アクセスは、ゆりかもめの東京ビッグサイト駅と、りんかい線の国際展示場駅の2路線。大型イベントの日には、どちらの駅からも会場までの動線が行列で埋まる。
会議棟[編集]
東京ビッグサイトの象徴である会議棟は、高さ58メートル・地上8階建てで、逆さにしたピラミッド型の構造物4つを組み合わせた独特のデザインを持つ。外装はガラスとチタンパネルで、内部にはレセプションホールや会議室、1,000席規模の国際会議場がある。
特徴的な形のため、東京湾岸を示す風景としてテレビや映像作品に映り込むことも多い。敷地内にはクレス・オルデンバーグによる巨大なノコギリの彫刻など、パブリックアートも置かれている。
主なイベント[編集]
- コミックマーケット:1996年から東京ビッグサイトで開催されている世界最大級の同人誌即売会。夏と冬の年2回開かれ、会場の外観そのものが「コミケの聖地」として認知されている。
- AnimeJapan:2014年に始まった国内最大級のアニメイベント。前身の東京国際アニメフェア(2002年〜2013年)も東京ビッグサイトで開かれていた。
- ジャパンモビリティショー:東京モーターショーを前身とする自動車・モビリティの展示会。東京モーターショーは2011年に幕張メッセから東京ビッグサイトへ会場を移した。
- このほか、各種の産業見本市、デザインフェスタ、国際的なビジネス展示会などが一年中開かれている。
東京2020と「展示場問題」[編集]
東京2020オリンピック・パラリンピックでは、当初は一部競技の会場として計画されていたが、最終的に国際放送センター(IBC)とメインプレスセンター(MPC)として使われることになった。このため大会前後の長期間にわたって展示ホールの一部が一般のイベントに使えなくなり、見本市の開催場所が足りなくなる「2020年問題」「展示場問題」として展示会業界で議論になった。
コミックマーケットもこの影響を受け、会場の割り当てや開催時期の調整を迫られた。コミケは1990年代初めに幕張メッセから会場の使用を断られて晴海へ戻った経緯(コミケ幕張メッセ追放事件)もあり、「会場問題」はコミケの歴史を通じて繰り返し浮上してきたテーマである。
よくある質問[編集]
- 正式名称は?
- 東京国際展示場。「東京ビッグサイト」は愛称から定着した呼び名である。
- 最寄り駅は?
- ゆりかもめの東京ビッグサイト駅、りんかい線の国際展示場駅。
- 幕張メッセとの違いは?
- 東京ビッグサイトは東京都江東区、幕張メッセは千葉県千葉市にある。展示面積の合計は東京ビッグサイトのほうが大きい。コミケは東京ビッグサイト、東京ゲームショウは幕張メッセ、というように、イベントごとに「定番の会場」が分かれている。
- コミケはいつから東京ビッグサイト?
- 1996年の開業以降、東京ビッグサイトが会場になっている。
余談[編集]
- ゆりかもめの「東京ビッグサイト駅」は、2019年3月に「国際展示場正門駅」から改称された駅名である。りんかい線の駅は現在も「国際展示場駅」のままなので、駅名と施設名が一致しない組み合わせが残っている。
- 旧会場の晴海(東京国際見本市会場)の時代を知る古参の参加者にとっては、「晴海から有明へ」の移転がコミケ史の大きな区切りとして語られる。
外部リンク[編集]
- 東京ビッグサイト 公式サイト