2周目冒険者は隠しクラス〈重力使い〉で最強を目指す

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2周目冒険者は隠しクラス〈重力使い〉で最強を目指す
作画 朝日アオ
ジャンル 異世界ファンタジー、時間遡行もの
原作 猫子


概要[編集]

2周目冒険者は隠しクラス〈重力使い〉で最強を目指すとは、猫子の小説を原作とする日本のwebトゥーン作品である。作画は朝日アオ、制作はWHOMOR、原作ディレクションはStraight Edgeが担当し、配信サイトHykeComicで縦読み形式により連載されている。

詳細[編集]

原作は小説家になろうに投稿された小説で、作者自身が活動報告でwebトゥーン化を告知している。第1話の題は「十年前へ」で、主人公が十年前に戻るところから話が始まる。

配信は縦読み形式で、電子書籍配信各社では「タテヨミ」と付いた話単位の版と、まとめた「コミック」版が並行して流通している。同じ作品に二種類の商品名が存在するのは、話ごとに買う読者と巻でまとめて買う読者の両方に対応するためである。

制作体制に特徴がある。原作者と作画者のほかに制作会社と原作ディレクションが明記されており、個人の作家が一人で描く形とは出発点が異なる。縦読み作品では、この分業を前提とした体制が珍しくない。

「2周目」という設定の役割[編集]

時間を遡ってやり直す話には、他の異世界ものにはない利点がある。主人公が結末を知っているので、なぜその行動を取るのかを説明する必要がない点である。

転生や転移では、主人公は新しい世界の常識を一から学ばなければならず、序盤は説明に時間を使うことになる。周回ものではその手間が丸ごと省ける。主人公は世界の仕組みも危険の所在も既に知っており、読者に対しても「前回こうだった」という形で一度に説明できる。

同時に、知っていることは物語の緊張を下げる方向にも働く。この作品が「隠しクラス」という要素を置いているのはそのためだと考えられる。前回の周回で選ばなかった選択肢を軸にすれば、主人公が知っているのは過去の出来事であって、今回の結末ではなくなる。知識を持たせたうえで、その知識が通用しない領域を用意する形である。

縦読み形式との関係[編集]

縦読みは画面を下へ送りながら読む形式で、見開きを前提とした漫画とは作りが異なる。区切りは紙の端ではなく作り手が置いた空白であり、一つの場面を縦に長く引き延ばして間を作ることもできる。

戦闘や能力の発動を見せる場面ではこの性質が有利に働く。重力という題材は上下の方向性を持つので、下へ送る動作そのものと相性がよい。題材と形式がかみ合っている例といえる。

また、話単位の配信では一話ごとに区切りのよい見せ場が要る。周回ものは「前回と違う選択をする」という形で毎回の小さな山場を作りやすく、この形式と噛み合いやすい型でもある。

よくある質問[編集]

「2周目」と「二周目」のどちらが正しいのか[編集]

どちらも流通している。配信サイトの多くは算用数字の「2周目」を使い、HykeComicのサンプルページでは漢数字の「二周目」が使われている。同じ作品を指す表記ゆれである。

「タテヨミ」版と「コミック」版の違いは何か[編集]

中身は同じ作品で、売り方の違いである。「タテヨミ」は話ごとの配信、「コミック」は複数話をまとめた巻単位の刊行にあたる。

余談[編集]

「隠しクラス」という語は、もともと家庭用ゲームで通常の手順では選べない職業や役割を指す言い回しである。異世界ものが能力の仕組みをゲームの用語で説明するのは、読者側に説明が要らないからであり、世界観として凝っているからではない。「数値が上がる」「職業を選ぶ」といった約束事を共有していれば、作り手はその説明を省いて話を進められる。

作者が投稿サイトの活動報告でwebトゥーン化を自分で告知している点も、経路の変化を示している。かつては刊行が決まってから出版社が発表するのが一般的だったが、投稿サイトでは作者と読者が直接つながっているため、告知の窓口も作者本人になりうる。

外部リンク[編集]

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