概要[編集]
錦織圭(にしこり けい、1989年12月29日 - )は、島根県松江市出身の元プロテニス選手。2026年5月1日に今シーズン限りでの現役引退を表明した。
詳細[編集]
日本人男子テニス選手として史上初めてATPランキングトップ10入りを果たした選手。2014年5月に日本男子初のトップ10入り、2015年3月には自己最高位となるATPランキング4位に到達した。プロ通算でATPツアーシングルス32勝を挙げ、グランドスラムでは2014年全米オープン準優勝という歴史的な快挙を成し遂げた。
2026年5月1日、プロ19年目・36歳で現役引退を表明。引退会見では「トップ10まで辿り着けたことは誇り」とキャリアを振り返り、支えてくれた家族やファンへの感謝を述べた。
経歴[編集]
ジュニア時代[編集]
幼少期からテニスを始め、IMGアカデミーに留学してテニスを磨いた。ジュニア時代からフォアハンドストロークが得意で、左足を軸にしながらジャンプして打ち放つフォアハンドはエアKと呼ばれ彼の代名詞となった。
プロ転向後[編集]
2007年にプロ転向。体格的に海外選手と比べて小柄(身長178cm)ながら、天才的なボールセンスと戦術眼で世界のトップ選手と渡り合った。
全盛期(2014〜2016年)[編集]
- 2014年:全米オープン準優勝(アジア人男子初のグランドスラム決勝進出)
- 2014年:ATPランキングトップ10入り(日本男子初)
- 2015年3月:ATPランキング自己最高位4位に到達
- 2016年リオデジャネイロ五輪:シングルス銅メダル
故障との戦い[編集]
右肘・右肩など複数個所の手術とリハビリを繰り返しながら現役を続けた。度重なる長期離脱を乗り越えてはカムバックを果たし、不屈の精神でファンを魅了し続けた。
晩年[編集]
ランキングが下降するなかでも現役にこだわり続けたが、2026年5月1日に今シーズン限りでの引退を発表。引退表明時のATPランキングは558位だった。
プレースタイル[編集]
- 天才的なボールタッチと正確なコントロール
- 高い戦術眼とゲームメイク能力
- 代名詞の「エアK」(ジャンプフォアハンド)
- 小柄ながらビッグサーバーにも対抗できるリターン力
主な成績[編集]
| 大会 | 最高成績 | 年 |
|---|---|---|
| 全米オープン | 準優勝 | 2014年 |
| リオデジャネイロ五輪 | 銅メダル | 2016年 |
| ATPランキング最高位 | 4位 | 2015年 |
| ATPツアー優勝 | 32勝 | — |
社会的影響[編集]
錦織圭の活躍は日本テニス界のみならず日本スポーツ界全体に多大な影響を与えた。彼の全米オープン準優勝によってテニスへの関心が急増し、テニス人口の増加・スクールへの入会者増加など「錦織効果」と呼ばれる社会現象を引き起こした。引退発表後、SNSでは「お疲れ様でした」「夢をありがとう」という感謝の声が殺到した。