| 追放系の悪役パーティのリーダーに転生したので、ざまぁされる前に自分を追放しました。 | |
|---|---|
| 作画 | 高原めぐり |
| ジャンル | ファンタジー、異世界転生、追放、ざまぁ |
| 出版社 | KADOKAWA |
| 配信 | カドコミ(コミックウォーカー)、ニコニコ漫画 |
| 原作 | 荒井竜馬 |
| その他 | キャラクター原案:匈歌ハトリ |
概要[編集]
追放系の悪役パーティのリーダーに転生したので、ざまぁされる前に自分を追放しました。とは、荒井竜馬原作・高原めぐり作画による日本のファンタジー漫画である。副題は「〜スキルを奪う『スティール』って悪役過ぎるけど強すぎる〜」。追放ざまぁものの「噛ませ役」である悪役パーティのリーダーに転生した主人公が、原作どおりの破滅を避けるため自ら先手を打って自分を追放する、メタ視点の追放コメディである。
詳細[編集]
原作は荒井竜馬によるweb小説で、小説家になろう・カクヨムで公開されている。コミカライズは高原めぐりの作画、匈歌ハトリのキャラクター原案により手がけられ、KADOKAWAの「カドコミ(コミックウォーカー)」やニコニコ漫画などで配信されている。2026年時点でも連載が継続しており、web漫画として更新が続く新鋭作である。
本作の着想は、数多く生み出されてきた「追放ざまぁ」もののお約束を逆手に取ったところにある。追放される主人公ではなく、主人公を追放して後で手痛い「ざまぁ」を食らう悪役側のリーダーに転生してしまった、という前提が物語の軸となる。転生ものでありながら、既存作品の構図をメタ的に扱うひねりが、幼女剣聖~100万回転生した剣聖は、今世でも好敵手に出会いたい~のような転生バトルものとはまた違った切り口の面白さを生んでいる。
あらすじ[編集]
主人公は、とある「追放ざまぁ」アニメの世界に登場する悪役パーティのリーダー、ロイドに転生してしまう。原作アニメでは、ロイドは仲間の主人公カインを不当に追放し、その後カインの成長によって手痛い報復(ざまぁ)を受けて敗北する運命にある。
アニメどおりに破滅するのを避けたいロイドは、逆転の発想に至る。カインを追放するのではなく、報復される前に自分のほうから先にパーティーを抜け、「自分を追放する」ことで悲惨な結末を回避しようと考えたのである。
しかしロイドは、他人のスキルを奪う『スティール』という能力を使って周囲に嫌がらせを重ねてきた札付きの嫌われ者。ギルドでは誰も彼とパーティーを組もうとしない。ところが、転生して中身が入れ替わった彼にとって、この悪辣とされた『スティール』こそが、実はこの上なく優秀なスキルだったのである。
主な登場人物[編集]
- ロイド
- 本作の主人公。追放ざまぁアニメの悪役パーティのリーダーに転生した人物。原作どおりの破滅を避けるため、主人公カインを追放する代わりに自分を追放する。嫌われ者ゆえに孤立するが、他人のスキルを奪う『スティール』を武器に道を切り開いていく。
- カイン
- 原作アニメにおける本来の主人公にあたる人物。原作の筋書きでは、ロイド率いる悪役パーティーから追放されたのち成長し、ロイドたちに報復する立場にある。
物語の進行に伴い、その他の登場人物やロイドを取り巻く関係も順次描かれていく。
作品の特徴[編集]
最大の特徴は、「追放ざまぁ」という人気ジャンルそのものをネタにしたメタ的な構造にある。読者が既に知っているお約束の展開を、悪役側の視点から先回りして崩していく発想が、笑いと爽快感を生む。
また、本来は嫌がらせにしか使えないと思われた『スティール』というスキルが、使い手次第で強力な武器になるという「外れスキル逆転」の要素も併せ持つ。侮られた能力が真価を発揮する構図は、役立たずスキルに人生を注ぎ込み25年、今さら最強の冒険譚やその門番、最強につきといった作品にも通じる、なろう系読者になじみ深い痛快さである。追放を起点に主人公が再起する点では願ってもない追放後からのスローライフ?とも系譜を同じくする。
配信[編集]
コミカライズはKADOKAWAの「カドコミ(コミックウォーカー)」やニコニコ漫画で読むことができる。原作小説は小説家になろう・カクヨムで公開されている。
余談[編集]
- タイトルの「ざまぁされる前に自分を追放しました」という一文に、既存の追放ざまぁものの構図を逆手に取った本作の発想がそのまま凝縮されている。
- web漫画として2026年時点も更新が続いており、追放・転生ものの新鋭として注目される一作である。