| 楽天モバイル株式会社 Rakuten Mobile, Inc. | |
|---|---|
| 略称 | 楽天モバイル |
| 国家 | 日本 |
| 種類 | 株式会社 |
| 市場情報 | 非上場 |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 本社所在地 | 東京都世田谷区玉川一丁目 |
| 設立日 | 2018年1月10日 |
| 年齢 | 8周年 |
| 上場 | なし |
| 所有者 | 楽天グループ |
| 主要株主 | 楽天グループ(親会社) |
| 別名 | Rakuten Mobile |
| リンク | https://network.mobile.rakuten.co.jp/ |
概要[編集]
楽天モバイルとは、楽天グループが自社の通信設備で携帯電話サービスを提供する事業およびそのブランドで、国内4社目の移動体通信事業者である。
詳細[編集]
後発として始まるということ[編集]
当初は他社の回線を借りて販売する形(MVNO)で事業を行っていたが、2018年に周波数の割り当てを受け、2020年4月から自社設備によるサービスを開始した。ここで最初に問題になるのは料金でも端末でもなく、基地局がまだ建っていないという一点である。電波の届く範囲は工事の進み具合でしか広がらず、土地の交渉や設置の順番を金額で飛び越えることはできない。そのため開始からしばらくは自社エリア外を他社回線のローミングで補う構成となり、品質の一部が自社の外側にある状態から始まった。
完全仮想化という選択[編集]
基地局の機能を専用機器ではなく汎用サーバー上のソフトウェアで動かす構成を採っている点は、この会社の技術的な特徴としてよく挙げられる。既存の通信会社は何世代分もの設備を抱えており、新しい方式へ全面的に切り替えるには動いているものを止める手間が伴う。後発は守るべき設備を持っていないので、最初から新しい作り方を選べる。不利な条件が、そのまま設計の自由につながった例である。
プラチナバンド[編集]
2024年6月、700MHz帯(いわゆるプラチナバンド)の運用を開始した。周波数が低い電波は障害物を回り込みやすく、建物の中や地下に届きやすい。先行3社は早い時期に低い周波数帯を確保していたため、参入時期の差が「電波の性質の差」という形で残り続けることになる。これは努力や投資の額で短期間に埋められる種類の差ではなく、後発が最初に背負う条件そのものである。2026年度には2,000億円を超える設備投資でネットワーク強化を進める計画が示されている。
契約数と収支[編集]
契約回線数は2025年12月末に1,001万回線、2026年4〜6月期に1,075万回線と発表されている。NTTドコモの約9,307万、KDDIの約7,276万、ソフトバンクの約5,692万(いずれも2026年3月末時点の報道)と比べれば規模の差は大きいが、設備投資が先行する事業では損益が黒字に転じるまでに時間がかかるため、数字の読み方そのものが他社と同じにはならない。
回線とポイントの関係[編集]
通信料金の安さだけでなく、ネット通販やカード決済を含む自社経済圏のポイント制度と結び付けて案内される点は、LeminoやDMM TVが動画単体の採算では測れない構造と同じ型である。回線事業だけを取り出した収支と、グループ全体で見たときの意味が一致しない。どこまでを成果と見るかで評価が変わるため、この事業への見方は立場によってかなり割れている。