| 双日株式会社 Sojitz Corporation | |
|---|---|
| 略称 | 双日 |
| 国家 | 日本 |
| 種類 | 株式会社 |
| 市場情報 | 東京証券取引所プライム市場 2768 |
| 業種 | 卸売業(総合商社) |
| 本社所在地 | 東京都千代田区内幸町二丁目1番1号(飯野ビルディング) |
| 設立日 | 2003年4月1日 |
| 年齢 | 23周年 |
| 代表者 | 植村幸祐(代表取締役社長CEO) |
| 主要部門 | 自動車、航空産業・社会インフラ、エネルギー・ヘルスケア、金属・資源・リサイクル、化学、生活産業・アグリビジネス、リテール・コンシューマーサービス |
| 別名 | 旧・日商岩井/ニチメン |
| リンク | 双日 公式サイト |
概要[編集]
双日(そうじつ)とは、2004年に総合商社のニチメンと日商岩井が統合して誕生した日本の総合商社である。豊田通商とともに、五大商社に続く「七大商社」に数えられる。航空機の販売代理やレアアースの調達など、規模に比べて尖った分野を持つ。
詳細[編集]
双日のルーツは、二つの老舗商社にさかのぼる。一つはニチメン(旧・日本綿花)で、1892年に大阪の綿業関係者が綿花輸入のために設立した会社である。もう一つは日商岩井で、こちらは昭和初期に破綻した神戸の巨大商社・鈴木商店の流れをくむ「日商」と、幕末の1862年創業の「岩井商店」を源流とする「岩井産業」が1968年に合併してできた。
1990年代のバブル崩壊後、両社はいずれも不良債権や不採算事業に苦しんだ。そこで2003年4月に共同持株会社「ニチメン・日商岩井ホールディングス」を設立して経営統合し、翌2004年に社名を双日へ改めた。統合直後は巨額の損失処理と財務の立て直しに追われ、「再生途上の商社」と呼ばれた時期が長く続いた。
2020年代に入ると財務が安定し、非資源分野での中規模な投資を積み上げる方針をとっている。2023年に社長となった植村幸祐は、関連する事業をまとめて価値を高める「カタマリ戦略」を掲げ、最終利益の倍増を目標に掲げたとされる。
事業の特徴[編集]
航空機[編集]
双日は、米国ボーイング社などの航空機の販売代理店として長い実績を持つ。日本の航空会社への旅客機の売り込みに関わってきた歴史があり、航空機のリース事業も手がけている。
レアアース[編集]
2010年、尖閣諸島をめぐる対立の中で中国がレアアースの対日輸出を事実上止めたことをきっかけに、双日は政府系機関のJOGMEC(現・エネルギー・金属鉱物資源機構)とともに、オーストラリアのレアアース企業ライナスに出資した。中国以外からのレアアース調達ルートを作った例として、経済安全保障の文脈でたびたび取り上げられる。
生活・リテール[編集]
ベトナムでの食品流通や小売、国内のショッピングセンター運営、食肉・水産の取引など、消費者に近い事業も広げている。
旧日商岩井と事件[編集]
前身の日商岩井は、1979年に発覚したダグラス・グラマン事件で、米国航空機メーカーの戦闘機・旅客機の売り込みをめぐる政界工作の疑惑の中心となった。役員が逮捕され、国会で大きな問題となった。丸紅が関わったロッキード事件と並び、「商社と航空機利権」をめぐる戦後の代表的な疑獄事件として知られる。
よくある質問[編集]
- 双日の読み方は?
- 「そうじつ」。
- 双日という社名の由来は?
- 二つの会社(ニチメンと日商岩井)が一つになったことを表す「双」と、両社の社名に共通する「日」を組み合わせたと説明されることが多い。
- 双日は五大商社に入る?
- 入らない。五大商社は三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・住友商事・丸紅で、双日は豊田通商とともに「七大商社」に含められることが多い。
余談[編集]
- 源流の鈴木商店は、大正時代に三井物産を上回る取扱高を誇ったとされる伝説的な商社で、昭和金融恐慌の1927年に破綻した。玉岡かおるの小説『お家さん』の題材にもなっている。
- 2004年の社名決定時、新しい社名が漢字2文字の見慣れない言葉だったことから、当時は「読めない」「何の会社かわからない」という声も多かったという。