上白石萌歌

上白石萌歌
Moka Kamishiraishi
誕生日 2000年2月28日
年齢 26歳
出身地 鹿児島県
国籍 日本
ジャンル 女優歌手
活動期間 2011年 -
事務所 東宝芸能
代表作 『義母と娘のブルース』『ちむどんどん』『パリピ孔明』
あだ名 ミミ
その他 音楽活動名「adieu」


概要[編集]

上白石萌歌(かみしらいし もか、2000年2月28日 - )は、日本女優歌手鹿児島県出身。東宝芸能所属。姉は同じく女優の上白石萌音

2011年、史上最年少の10歳で東宝シンデレラオーディションのグランプリを受賞して芸能界入りした実力派。透明感のある佇まいと、低めで落ち着いた声が魅力で、ドラマ・映画・CM・舞台と幅広く活躍する。歌手としては「adieu(アデュー)」名義で音楽活動を行い、女優と歌手の二つの顔を持つ。CMの「三太郎」シリーズで国民的に顔が知られ、姉妹そろって演技派として高く評価されている……らしい。

来歴[編集]

鹿児島県出身。2011年、『第7回東宝シンデレラオーディション』で史上最年少となる10歳でグランプリを受賞し、芸能界デビューを果たした。同じオーディションには姉の上白石萌音も参加しており、姉妹そろっての受賞が話題を呼んだ。

子役時代から映画・ドラマに出演し、自然体の芝居で着実にキャリアを積み重ねた。早くから「東宝が大切に育てる若手」として注目され、成長とともに役柄の幅を広げていく。10代のうちから映画の主演やドラマの重要な役を任され、子役から大人の俳優へと無理なく移行していった稀有な例として知られる。

女優としての活動[編集]

ドラマ『義母と娘のブルース』シリーズでは、綾瀬はるか演じる義母と心を通わせていく娘・みゆきを子役期から好演し、その自然な芝居が高い評価を得た。シリーズを通じて成長する姿が視聴者に親しまれ、上白石萌歌の名を広く知らしめる代表作となった。

2022年にはNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』に出演し、朝ドラの主要キャストを務めた。2023年のドラマ『パリピ孔明』では音楽業界を舞台にした物語でヒロイン格を演じ、歌のシーンも交えながら新境地を見せた。映画でも『ロマンティック・キラー』で主演を務めるなど、コメディからシリアスまで幅広い役柄をこなす。アニメ映画『トリツカレ男』では声の出演にも挑戦し、表現の場をさらに広げている。

舞台への意欲も高く、大作舞台「大地の子」への出演など、生の芝居でも実力を発揮している。子役からのキャリアの長さに裏打ちされた安定感と、年齢を重ねて増した大人の表現力が、現在の上白石萌歌の武器となっている。

歌手「adieu」として[編集]

2019年9月、「adieu(アデュー)」名義で音楽活動を本格的に始動した。女優・上白石萌歌とは別人格のように、内省的で叙情的な世界観を音楽で表現するのが特徴。低めで陰影のある歌声は楽曲と深く溶け合い、映画やアニメの主題歌なども手がけてきた。女優としての知名度に頼らず、音楽そのもので評価されることを志向した活動姿勢が、音楽ファンからの支持を集めている。

人物・キャラクター[編集]

おっとりとした語り口と、年齢のわりに落ち着いた佇まいが特徴。低めで耳に心地よい声は「癒やしボイス」として人気で、ナレーションやCMでも重宝される。読書好きで知られ、書評や朗読の仕事も手がけるなど、知的で内省的なキャラクターとして親しまれている。

姉の上白石萌音とは仲がよく、姉妹で共演したりイベントに登場したりすることもある。「上白石姉妹」として、ともに演技派・歌唱派の実力を兼ね備えた稀有な姉妹として注目される。背格好や声で見分けがつきにくいと言われることもあるが、姉が明るくチャーミング、妹がクールで落ち着いた雰囲気と、キャラクターの違いがファンには愛されている。

演技・評価[編集]

子役からのキャリアに裏打ちされた安定した演技力が最大の強み。『義母と娘のブルース』での成長を伴う長期的な役づくりは、子役から大人の俳優への移行を見事に成功させた好例として高く評価された。感情を派手に押し出すのではなく、抑制の効いた繊細な芝居で心情を伝えるタイプで、作品に静かな深みを与える存在として監督陣からの信頼も厚い。

歌手活動「adieu」での表現力も含め、「演じる・歌う」の両面で確かな実力を持つことが、長く第一線で活躍できる理由とされている。東宝芸能の看板若手として、映画・ドラマ・舞台・音楽を横断する総合的な表現者へと成長を続けている。

子役からのキャリア[編集]

上白石萌歌の歩みの特徴は、子役からスタートして大人の俳優へと途切れなく成長してきた点にある。10歳でグランプリを受賞して以降、東宝芸能のもとで焦らず段階的にキャリアを積み上げ、子役にありがちな「成長後の伸び悩み」を感じさせずに第一線へと駆け上がった。これは事務所が長期的な視点で起用作品を選び、本人も学業と両立しながら着実に経験を重ねてきた賜物とされる。

『義母と娘のブルース』では、ドラマの放送と本人の成長がリンクし、役と一緒に大きくなっていく姿が視聴者の心をつかんだ。子役時代の愛らしさから、思春期を経て大人の落ち着きを身につけるまでを同一作品で見せたことは、俳優としての稀有な財産となっている。

姉妹での活躍[編集]

姉の上白石萌音も実力派女優・歌手として知られ、「上白石姉妹」は日本のエンタメ界でも屈指の実力派姉妹として語られる。姉は明るくチャーミングな雰囲気、妹はクールで落ち着いた佇まいと、それぞれにキャラクターの個性があり、ファンはその違いを楽しんでいる。

二人とも歌唱力に定評があり、姉妹で音楽番組に出演したり、イベントで共演したりすることもある。互いを尊重しながらそれぞれの道を歩む姿は、姉妹それぞれのファンにとって理想的な関係性として映る。芝居でも歌でも結果を残す姉妹の存在は、日本の若手女優シーンの層の厚さを象徴している。

エピソード[編集]

史上最年少の10歳で東宝シンデレラオーディションのグランプリを勝ち取ったという経歴は、上白石萌歌の早熟な才能を物語っている。受賞当初から「将来が楽しみな逸材」として業界の期待を背負い、その期待に長い時間をかけて応えてきた。子役期から大人の俳優への移行という、多くの若手がつまずく難所を鮮やかに乗り越えた点で、同世代のなかでも特異な存在といえる。

私生活では読書を愛する落ち着いた性格で知られ、その知的な雰囲気がナレーションや朗読、書評といった仕事にも生かされている。低く深みのある声質は唯一無二で、声だけでも作品世界に説得力を与えられる稀有な俳優として評価が高い。女優・歌手・ナレーター・朗読と、声と表現にまつわるあらゆる仕事で需要があるのも、彼女ならではの強みだ。

姉妹そろって芸能界で活躍するなか、互いに干渉しすぎず、それぞれの個性を尊重し合う関係性も好感をもって受け止められている。家族の支えを大切にしながら、地に足のついたキャリアを築いてきた姿勢が、長く愛される理由のひとつになっている。


なお、姉妹そろって音楽・演技の両分野で活躍する例は珍しく、「上白石姉妹」は日本のエンタメ史でも語り継がれる才能の系譜として注目され続けている。


炎上とバズ[編集]

  • CM「三太郎」シリーズでの子役時代の出演が国民的に知られ、「あの子が上白石萌歌だったのか」と後から気づく人が続出してSNSで話題に。
  • 姉妹そろって東宝シンデレラオーディションで受賞したエピソードが、たびたび「すごい姉妹」として再注目されバズる。
  • 歌手「adieu」名義の楽曲が、女優の余技とは思えない完成度だと音楽ファンの間で評価され話題化。
  • 低くて落ち着いた声が「声が良すぎる」とSNSで定期的にトレンド入りする。

余談[編集]

  • 東宝シンデレラオーディションをグランプリで制したのは10歳のときで、これは同オーディション史上最年少記録だった。
  • 姉の上白石萌音も同じオーディションの参加者で、姉妹そろっての受賞は当時大きな話題になった。
  • 音楽活動名の「adieu」はフランス語で「さようなら」の意味で、女優としての自分とは別の表現を求めて名付けられたといわれる。
  • 愛称は「ミミ」。家族や親しい人からはこの愛称で呼ばれているとか。
  • 読書家として知られ、書評や朗読の仕事も手がける。落ち着いた声質が朗読と相性抜群。
  • CMの「三太郎」シリーズでは子役として長く出演し、お茶の間に顔が浸透していた。
  • 鹿児島県出身で、地元への愛着が強い。方言が出ることもあるという。
  • 姉妹で歌唱力に定評があり、「歌える姉妹女優」として音楽番組やイベントでも注目される。

主な出演作品[編集]

ドラマでは『義母と娘のブルース』シリーズ、連続テレビ小説『ちむどんどん』(2022年)、『パリピ孔明』(2023年)などが代表作。子役期から大人の役まで、一つの役を長く演じる経験を重ねてきたことが、安定した演技力につながっている。

映画では『ロマンティック・キラー』で主演を務め、アニメ映画『トリツカレ男』では声の出演に挑戦。舞台「大地の子」などにも出演し、活動の場をジャンル横断的に広げている。歌手「adieu」としては、映画・アニメの主題歌をはじめ叙情的な楽曲を発表し続けている。

今後の展望[編集]

20代を迎え、子役・若手のイメージから大人の俳優へと脱皮を続ける上白石萌歌。抑制の効いた繊細な芝居と、歌手「adieu」としての表現力という二つの武器を持つ強みを生かし、より重厚な役柄や作家性の強い作品への出演が期待されている。姉妹で日本の映像・音楽シーンを支える存在として、その歩みに長く注目が集まりそうだ。

位置づけ[編集]

子役からのキャリアを途切れさせず大人の俳優へと成長し、さらに歌手「adieu」として独自の音楽世界を築いた上白石萌歌は、表現の幅広さと一貫した質の高さで日本のエンタメ界に確かな足跡を残している。姉の上白石萌音とともに「実力派姉妹」として語られる存在感は、日本の若手女優シーンの厚みを象徴するものだ。映画・ドラマ・舞台・音楽を横断しながら、奇をてらわず作品ごとに誠実に向き合う姿勢は、長く活躍する俳優の理想形として評価されている。


上白石萌歌は今後も、女優としての円熟と歌手「adieu」としての深化を両輪に、日本の映像・音楽シーンを長く支えていく存在として期待されている。一作ごとに丁寧に役と向き合うその姿勢は、世代を超えて多くの俳優の手本となっている。


関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 上白石萌歌 - 東宝芸能 公式プロフィール
  • adieu(上白石萌歌)公式情報