レペゼンフォックス

レペゼンフォックス
別名 Repezen Foxx/旧・レペゼン地球
出身 福岡県
ジャンル EDM/ヒップホップ
結成 2015年(レペゼン地球)/2021年(改名)
解散 2025年12月31日
中心人物 DJ社長
関連会社 NOEZ FOXX ほか

概要[編集]

レペゼンフォックス(Repezen Foxx)は、DJ社長を中心に福岡県を拠点として活動していた日本のYouTuber・DJ集団。過激なドッキリ企画、社会派の問題提起、そして本格的なEDMライブを武器に、最盛期にはYouTube登録者数1000万人超を誇った日本トップクラスのグループだった。前身グループは「レペゼン地球」。

「炎上上等」を地で行くスタイルで何度となく世間を騒がせてきた一方、楽曲のクオリティと国内最大級のドームを満員にするライブ動員力は本物で、アンチすら唸らせる実力派でもあった。良くも悪くも「日本のYouTube史に残るバケモノ集団」と言っていい存在である。

そして何より語り草になっているのが、その最終的にメンバーが全員いなくなって解散したという前代未聞の結末。脱退、逮捕、不倫、失踪、巨額の負債……ありとあらゆる修羅場をくぐり抜けた末に、2025年12月31日、福岡のドームで幕を下ろした。良い意味でも悪い意味でも、最後まで「持っていた」グループだったらしい。

レペゼン地球としての結成[編集]

グループの原点は2015年8月25日、DJ社長DJふぉい・DJBANBANの3人で結成された「レペゼン地球」にさかのぼる。福岡の小さなクラブイベントから叩き上げで成り上がっていったというのが彼らのルーツで、「地球をレペゼン(代表)する」という壮大なんだかなんなんだかよくわからない名前を堂々と名乗っていた。

DJ社長がYouTubeに投稿した「金が無さすぎてやばい」系の赤裸々な企画や、クラブ文化をネタにしたドッキリが少しずつ伸び始め、特に過激かつ賛否両論の企画で一気に知名度を上げていった。お行儀の良いYouTuberが主流だった時代に、あえて泥臭く・過激に振り切ったスタイルは新鮮で、若年層を中心に熱狂的なファンを獲得していったらしい。

ただ、過激さゆえに炎上も日常茶飯事で、当時から「好きな人はとことん好き、嫌いな人はとことん嫌い」という典型的なネット時代のスターだった。2020年、運営会社Life Groupとのトラブルにより、レペゼン地球は一度活動を停止することになる。

Repezen Foxxへの改名と全盛期[編集]

2021年6月、グループは「Repezen Foxx(レペゼンフォックス)」と名を改めて再始動した。マネジメントを自分たちの会社で握り直し、より音楽性とライブ演出に振り切った路線へと舵を切ったのがこの時期である。狐(Foxx)をシンボルに据え、海外フェスを意識したド派手なステージングを展開していった。

楽曲はEDMチューンを中心に再生数を爆発的に伸ばし、海外リスナーからの支持も拡大。日本語ラップとEDMを融合させたサウンドは、もはや「YouTuberの余興」ではなく一つの音楽ジャンルとして成立していた。2022年から2023年にかけてはアジアツアーやドーム規模のワンマンを成功させ、名実ともに絶頂期を迎える。

この頃のレペゼンは「炎上系YouTuberが本物のアーティストになった成功例」として語られることが多く、批判していた層も「ライブだけはガチ」と認めざるを得ない状況だった。だが、栄光の裏で歯車は少しずつ狂い始めていたのである。

音楽性とライブ[編集]

レペゼンの音楽性は、激しいビートのEDMに日本語ラップとキャッチーなメロディを乗せたものが基本。耳に残るフックと、ライブで一気に盛り上がれる構成が特徴で、クラブ/フェス文化を通過してきた彼らならではの強みが出ていた。MV単体でも数千万再生を叩き出す楽曲が複数あり、「企画は賛否あるが曲は良い」という評価が定着していた。

特筆すべきはライブの完成度で、レーザー・花火・映像演出をふんだんに使った大規模ステージは、本職のEDMアーティストと比べても遜色がないと評された。みずほPayPayドーム福岡をはじめとする大会場をソールドアウトさせる動員力は、YouTuber発のグループとしては異例の規模だった。「アンチでも一度ライブに行くと黙る」という伝説めいた声まであったらしい。

DJ・ボーカル・パフォーマーと役割が分かれており、グループとしての一体感のある演出が持ち味。解散ライブでもこの「音とパフォーマンスのガチさ」は健在で、最後まで観客を熱狂させた。彼らのライブ映像は今なお「YouTuber発のアーティストの到達点」として語り継がれている。

メンバー[編集]

全盛期の主要メンバーは以下の通り。いずれも個性が強烈で、それぞれが単独のYouTuberとしても通用するスター揃いだった。

  • DJ社長 - リーダー兼プロデューサー。福岡弁でまくし立てるカリスマMCで、グループの企画・戦略の中枢。良くも悪くもレペゼンの体現者。
  • DJふぉい - メインボーカル格。甘いルックスと歌唱力でファン人気が非常に高かった。後にNOEZ FOXXを立ち上げる。
  • DJ脇 - レペゼン地球時代から在籍する古参。当初は鳥のマスクを被ったキャラクター「ジェニファー」を演じていたことで知られる。
  • DJまる - 後期に活躍したメンバーで、トラックメイクやライブパフォーマンスを支えた。
  • DJ武器 - パフォーマンス面でグループを盛り上げた一員。

メンバーの入れ替わりが激しかったのもレペゼンの特徴で、結成から解散までに在籍したメンバーは多数にのぼる。

度重なる脱退と崩壊[編集]

絶頂のさなか、2023年12月、リーダーのDJ社長が突如として消息不明になるという衝撃の事態が発生する。一説にはバリ島に滞在していたとも報じられ、2024年1月には活動休止が正式に発表された。大黒柱を失ったグループは一気に求心力を失っていった。

ここからは坂を転げ落ちるようだった。2024年に入るとメンバーが相次いで脱退・離脱し、年末の2024年12月31日にはついに所属メンバーが0人になるという、グループとしては事実上の崩壊状態に陥った。報道では巨額の負債を抱えていたとも伝えられ、まさに「離脱、逮捕、不倫、失踪」とフルコースの修羅場が並んだ。

それでも2024年6月、失踪していたDJ社長が劇的に復活。「最後にもう一度だけ」と、解散ライブの開催に向けて動き出すことになる。メンバーがいないのに解散ライブを宣言するという、字面だけ見ると意味不明な状況が、逆にレペゼンらしいとファンの間でちょっとした感動を呼んだ。

解散ライブ「Repezen the Final」[編集]

2025年12月31日、福岡のみずほPayPayドーム福岡にて、解散ライブ「Repezen the Final」が開催された。メンバー0人で解散を発表していたグループに、解任・脱退したはずのメンバーまでもが集結し、最後の花道を共に飾ったことが大きな話題を呼んだ。

ライブ直前にはDJ社長DJふぉいの「暗部」を暴露するなど、最後の最後まで一悶着あったと報じられたが、それすらも含めて「これぞレペゼン」という空気が漂っていた。10年間の活動の幕引きにふさわしい、笑いと涙とドンチャン騒ぎの入り混じった大団円だったらしい。

解散後、所属事務所はYouTubeチャンネルと各SNSアカウントを2026年7月をもって運用終了すると発表。10年間の活動の記録を「最後のアーカイブ作品」としてDVD BOX化することも明かされた。動画が順次非公開になっていくことに、往年のファンからは惜しむ声が相次いだ。

炎上とバズ[編集]

  • 過激ドッキリ企画での度重なる炎上 - レペゼン地球時代から過激な企画で何度も炎上。賛否両論を呼びつつも、それが結果的に再生数とファンを生むという「炎上マーケティング」の象徴的存在になった。
  • DJ社長の失踪騒動 - 2023年末、リーダーが消息不明になった一件はネットを騒然とさせた。「夜逃げか」「計算された演出か」と憶測が飛び交ったが、後に本人が復活して事情を語った。
  • メンバー0人での解散宣言 - 「メンバーがいないのにどうやって解散ライブをやるんだ」というツッコミがSNSで殺到。前代未聞すぎる状況が逆にバズり、結果的に大きな注目を集めた。
  • 解散ライブへの解任メンバー出演 - 一度は袂を分かったメンバーが最後のライブに集結したことに、「結局みんな仲良いんかい」「泣いた」「おかえり」と感動の声が広がった。
  • 10億円負債報道 - 東スポなどが巨額の負債を報じ、グループの華やかさの裏側にあった経営の厳しさが浮き彫りになった。

余談[編集]

  • グループ名の「レペゼン」は英語「represent(代表する)」のヒップホップ的な発音から来ている。地球を代表するというスケールのデカさがクセになる。
  • 前身名「レペゼン地球」から改名した際、「地球」が「Foxx(狐)」になったことで、スケールが地球規模から動物規模に縮小したと一部でネタにされた。
  • メンバーはほぼ全員が福岡県ゆかりで、解散ライブの会場も福岡のドームだった。最初から最後まで地元愛が強いグループだった。
  • DJふぉいは解散後、自身の会社NOEZ FOXXを軸にソロのDJ・配信者として活動を継続しており、レペゼンの遺伝子は形を変えて生き続けている。
  • 当時のネットスラングを大量に巻き込んでバズった企画が多く、2010年代後半のネット文化を語るうえで外せない存在になっている。
  • EDMライブのクオリティは本物で、音楽好きの間では「企画はともかく曲とライブはガチで良い」という評価がしばしば聞かれた。
  • 解散後もファンコミュニティは活発で、「レペゼンロス」を訴える声がSNSにあふれた。良くも悪くも人の心を動かすグループだったということだろう。
  • メンバーの入れ替わりが激しすぎて、「今のレペゼンって誰がいるんだっけ」状態が常態化していた時期もあったらしい。
  • グループの代名詞ともいえる狐のロゴは、解散後もグッズやアパレルで根強い人気を誇っている。
  • 「炎上系の元祖」と語られることが多いが、本人たちは音楽グループとしてのプライドを強く持っていたという。
  • 解散をめぐる一連の騒動は、あまりにドラマチックすぎて「全部台本なんじゃないか」という声まで出たほど。それくらい現実離れした展開の連続だった。
  • YouTuberが本格的にアーティスト化していく流れの先駆けでもあり、後続の「歌って踊れる配信者グループ」に与えた影響は大きい。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • Repezen Foxx 公式YouTubeチャンネル(2026年7月運用終了予定)