レアゲーとは、流通量が少なく入手が困難なビデオゲーム(ゲームソフト)を指す俗語である。「レア社のゲーム」のことではない。
概要[編集]
中古市場で高値がつく「プレミアソフト」とほぼ同じ意味で使われることが多いが、必ずしも高額とは限らず、単に市場でほとんど見かけない・手に入れにくいタイトルを広く指すこともある。あるソフトがレアゲーと呼ばれるかどうかは、市場に出回っている量(供給)と、それを欲しがる人の数(需要)のバランスで決まり、供給が少なく需要が多いソフトほど入手難度と取引価格が跳ね上がる。特に、現在では生産が終了しているファミリーコンピュータやスーパーファミコンなどのレトロゲームは、レトロゲームブームによる需要の高まりとともにレアゲー・プレミアソフト化する例が目立つ。
レアゲーになる主な要因[編集]
ソフトがレアゲー化する背景には、いくつかの典型的なパターンがある。
- 生産・出荷本数が少ない
- もっとも基本的な要因。発売当時にあまり売れず追加生産されなかったソフトや、そもそも小規模なメーカーが少数だけ出荷したソフトは、後年になって玉数が枯渇しやすい。
- 発売元の倒産・撤退
- ソフトメーカーが早期に倒産したりゲーム事業から撤退したりした場合、そのタイトルは再生産も再販もされず、現存する分だけが取引されることになる。
- 回収・出荷停止
- 権利上の問題や表現上の問題、不具合などによって出荷停止・回収がかかったソフトは、市場に出た数がきわめて限られ、希少価値が跳ね上がる。
- 非売品・限定品・懸賞品
- 一般販売されず、大会の賞品・懸賞・イベント配布・応募者限定などの形で配られたソフトは、そもそも母数が極端に少ないため、レアゲーの代表格となる。
- 移植・リメイク・配信がない
- 後年に別ハードへの移植やリメイク、ダウンロード版の配信が行われず、オリジナル版でしか遊べないタイトルは、実機とソフトを求める需要がオリジナルに集中する。
プレミア価格[編集]
レアゲーの取引価格は、「供給が増えない一方で需要が増える」という構造によって押し上げられる。当時遊んだ世代のノスタルジー需要に加え、コレクション目的の収集家、ゲーム実況・配信の題材として探すユーザー、さらには値上がりを見込んだ投機・転売目的まで、複数の需要が重なることで高騰が加速する。
同じタイトルでも、箱・説明書・付属品の有無や、カセット・ディスクの状態によって取引価格は大きく変わる。完品(箱・説明書つきの美品)と、ソフト単体(裸)とでは数倍以上の価格差がつくことも珍しくない。
注意点[編集]
- 相場はブームの盛り上がりや、再販・移植の有無によって変動するため、「レアゲー」「プレミア」といった評価は時期によって変わりうる。
- 希少なソフトほど、コピー品・海賊版・偽造ラベルなどの贋作が出回ることがあり、真贋の見極めが求められる。
- 高額転売や投機的な買い占めは、実際に遊びたい人の入手を妨げるとして、賛否が分かれるテーマでもある。