DMM TV
国家 日本
種類 動画配信サービス
設立日 2022年12月
所有者 DMM.com
リンク https://tv.dmm.com/


概要[編集]

DMM TVとは、DMM.comが2022年12月に開始した動画配信サービスである。月額550円(税込)の「DMMプレミアム」会員になると利用でき、アニメの作品数の多さを前面に出している点が特徴。

詳細[編集]

2022年12月の提供開始以降、配信本数を伸ばし続けており、2026年時点では配信コンテンツの総数が21万本を超え、アニメは6,700作品以上とされる。ドラマ・映画・バラエティに加え、オリジナル作品や2.5次元舞台の配信も扱う。

月額550円という価格は、日本の定額制動画配信サービスの中では低い部類に入る。U-NEXTNetflixの上位プランと比べると三分の一以下で、Leminoのプレミアム枠とも差がある。

価格を下げるということが何を意味するか[編集]

定額制の配信サービスで価格を下げる判断は、単に安く売るという話ではない。定額制の収益は契約者数と単価の積で決まるため、単価を下げれば同じ収益を得るのに必要な契約者数が跳ね上がる。にもかかわらず低価格を選ぶ理由は、契約という最初の判断の重さを下げられるからである。

課金の項で整理したとおり、有料サービスの最大の障壁は「買うまで中身が分からない」点にある。月550円は、内容を吟味せずに試せる水準として設計された金額で、判断の精度ではなく判断の回数を増やす方向の設計になっている。加えてDMM TVの場合、電子書籍やゲームなど同じ会員資格で使える他の特典が束ねられており、動画単体での採算と会員全体での採算が一致しない構造になっている。この点は通信契約の特典として扱われるLeminoと発想が近い。

アニメを軸に置くこと[編集]

配信サービスが自社の性格を示す方法は大きく二つあり、独占作品で示す方法と、特定ジャンルの網羅で示す方法がある。DMM TVは後者を採っており、アニメの作品数を前面に掲げている。

網羅型には、独占型にはない利点がある。独占作品はその作品を見終えれば契約を続ける理由が薄れるが、ジャンル単位で揃っている状態は「次に見るものがある」という形で継続の理由を供給し続ける。一方で、網羅は他社が同じ作品を配信することを妨げないため、その内容だけを理由に選ばれ続けるとは限らない。強みと弱みが同じところから出ており、価格の低さは網羅型がこの弱点を補う手段として機能している。

親会社との関係[編集]

運営元のDMM.comは、動画配信以外にも電子書籍・ゲーム・オンライン英会話・太陽光発電など事業領域が広い。配信サービスが単体事業として成り立つかどうかより、会員資格を通じて他の事業へ回遊させられるかどうかが判断の軸になりやすい構造で、これは配信サービスとしての評価と事業としての評価が一致しなくなる形でもある。

余談[編集]

  • サービス開始が2022年12月と、日本の主要な配信サービスの中では後発にあたる。すでにNetflixU-NEXTAmazonプライム・ビデオHuluLeminoが出そろった後に、価格とジャンルの一点で差を付ける形で参入した。
  • ABEMATVerのように無料で見られるサービスとは棲み分けが異なり、無料領域を持たない代わりに月額を低く抑える構成になっている。
  • アニメの本数を訴求する配信サービスは複数あるが、本数の数え方(シリーズ単位か話数単位か、劇場作品を含むか)は各社で異なるため、数字をそのまま横並びで比較することは難しい。

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