タワーレコード株式会社
TOWER RECORDS JAPAN INC.
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タワーレコード渋谷店(2019年撮影・出典:ウィキメディア・コモンズ)
略称 タワレコ
国家 日本
種類 株式会社
業種 小売業(音楽ソフト・書籍・グッズ)
本社所在地 東京都大田区平和島
設立日 1981年
上場 非上場
支店舗数 73店舗(2024年8月時点)
主要株主 セブン&アイ・ホールディングス(2011年に筆頭株主に)
関係する人物 ラス・ソロモン(米国タワーレコード創業者)
別名 タワレコ
リンク https://tower.jp/


概要[編集]

タワーレコード(TOWER RECORDS)とは、CD・レコードなどの音楽ソフトを中心に扱う日本の大型音楽ソフト販売チェーンである。愛称は「タワレコ」。1960年にアメリカで生まれたレコード店の日本法人が、本国の破産を尻目に独立して生き残った、世界的にも珍しい「本家より長生きした支店」である。

詳細[編集]

タワーレコードの起源は、ラス・ソロモンが1960年にカリフォルニア州サクラメントのドラッグストアの一角で始めたレコード売り場である。アメリカで巨大チェーンに成長したのち、日本には1981年に上陸し、渋谷に大型店をオープンした。

当時の日本のレコード店は国内盤をメーカー経由で仕入れるのが基本だったが、タワーレコードは輸入盤を直接大量に並べて売るという手法を持ち込み、日本のレコード流通に大きな変化をもたらしたと評価されている。洋楽ファンにとって「タワレコに行けば海外の新譜がある」という場所になったのが、日本での成功の土台だった。

2002年10月、日本法人はマネジメント・バイアウト(MBO)によってアメリカ本社から独立した。この判断が結果的に日本法人を救うことになる。アメリカのタワーレコードは音楽配信の普及やディスカウント店との競争で経営が悪化し、2006年8月に連邦倒産法第11章を申請して破産、全米の店舗網は閉鎖に追い込まれた。一方、すでに別会社になっていた日本のタワーレコードは営業を続け、現在も国内で70店舗超を展開している。

株主はその後も入れ替わり、2005年にはNTTドコモが約42%を取得して筆頭株主に、2011年にはセブン&アイ・ホールディングスが44.6%を取得して筆頭株主になった。

「NO MUSIC, NO LIFE.」[編集]

タワーレコードを象徴するのが、キャッチコピー「NO MUSIC, NO LIFE.」である。このコピーは日本法人で生まれたもので、アーティストが黄色い背景の前で登場するポスター広告シリーズとして定着した。のちにアメリカなど海外のタワーレコードでも採用されており、日本発の広告コピーが本家に逆輸入された珍しい例になっている。

店舗とカルチャー[編集]

渋谷店[編集]

旗艦店の渋谷店は、黄色と赤のロゴが目立つ自社ビル型の大型店で、渋谷の待ち合わせスポットの一つにもなっている。CD売り場だけでなく、書籍、イベントスペース、カフェなども備え、アニメ作品やアイドルとのコラボカフェが頻繁に開かれる。

アイドル・インストアイベント[編集]

CDが売れなくなった2000年代後半以降、タワーレコードはインストアイベント(店頭でのミニライブ・特典会)の会場として存在感を強めた。とくにアイドルやBiSHのようなグループにとって、タワレコのイベントスペースは「CDを手渡しで売る」場所であり、発売週の売上とファンとの接点を同時に作る仕組みになっている。アイドル向けの自社レーベル「T-Palette Records」も運営した。

物販と「黄色いショッパー」[編集]

黄色地に赤文字のショッピングバッグやオリジナルグッズは、それ自体がタワレコのアイコンとして定着している。

余談[編集]

  • 本国アメリカのタワーレコードは2006年の破産で実店舗を失ったが、ブランド自体はのちにオンラインで再始動している。日本では逆に実店舗網が残り続けている。
  • 家電量販店やブックオフ・ゲオなどの中古・レンタル系とは違い、新品の音楽ソフトとイベントに特化して生き残った点が、日本のCD文化の特殊さを象徴しているとも言われる。

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