アンガールズ
コンビ名 アンガールズ
メンバー 田中卓志(ボケ)
山根良顕(ツッコミ)
結成 2000年9月
事務所 ワタナベエンターテインメント
出身 広島県
ネタ ショートコント(ジャンガジャンガ)
代表ギャグ ジャンガジャンガ
活動 バラエティ・情報番組(田中)

概要[編集]

アンガールズは、田中卓志山根良顕からなる日本のお笑いコンビ。ワタナベエンターテインメント所属。2000年9月に結成され、二人ともひょろりと背が高く痩せた独特の体型と、気の弱そうな雰囲気を活かしたショートコントで人気を博した。コントの締めに繰り出される謎の動き「ジャンガジャンガ」は、2000年代のお笑いを象徴するギャグの一つとして広く知られている。

二人は広島県の出身で、高学歴コンビとしても知られる。デビュー当初の「キモかわいい」キャラクターで一世を風靡し、その後は田中がバラエティ・情報番組の人気者として再ブレイク。芸歴を重ねるごとに新たな魅力を獲得し続けている、息の長いコンビである。

メンバー[編集]

田中卓志[編集]

ボケ担当。1976年2月8日生まれ、広島県の出身。広島大学工学部で建築を学んだインテリで、ひょろ長い体型と気弱そうな風貌、そして自虐を交えたトークが持ち味。デビュー当初は「キモかわいい」キャラとして売れたが、近年はバラエティ番組や情報番組での的確なコメントとリアクションが評価され、「いじられ上手」「トークが面白い」と再評価が進み、第二の全盛期を迎えている。建築の知識を活かした企画でも活躍し、二級建築士の資格にも挑戦するなど、知的好奇心の旺盛さも魅力。私生活では結婚・第1子誕生といったライフイベントも話題を呼んだ。

山根良顕[編集]

ツッコミ担当。1976年生まれ、広島県広島市の出身。広島修道大学を卒業。田中と並ぶ長身痩躯で、独特の存在感を放つ。健康やヨガ、ファッションへの関心が高く、コンビ活動と並行して多彩な趣味・活動に取り組んできた。アメリカでの生活経験もあり、その視野の広さがトークの幅につながっている。穏やかで飄々とした佇まいが、田中のボケを受け止める柔らかなツッコミに表れている。

結成とブレイク[編集]

田中と山根は広島県の出身で、ワタナベエンターテインメントに所属し、2000年9月にコンビを結成した。当初は鳴かず飛ばずの時期もあったが、二人の独特な体型と雰囲気、そして「ジャンガジャンガ」を用いたショートコントが徐々に注目を集めていく。

2000年代半ば、ネタ番組の隆盛とともにアンガールズは一気にブレイク。テレビの第一線に躍り出た。「キモかわいい」という新しい価値観を体現する存在として若者を中心に支持を集め、ジャンガジャンガは老若男女が真似する国民的ギャグとなった。長身でひょろっとした二人が繰り出す気弱なコントは、それまでのお笑いにはなかった独特の味わいを持っていた。

芸風[編集]

アンガールズの代名詞は、なんといってもショートコントである。日常のささいなシチュエーションを題材に、田中の気弱なボケと山根のツッコミでテンポよく笑わせ、最後に二人で「ジャンガジャンガ」と謎の動きをして締める——この様式美が、彼らのコントの中毒性を生んだ。

体型と雰囲気を最大限に活かした「弱々しさ」のキャラクターは、攻撃的な笑いとは対極にある優しい笑い。見ていて毒がなく、どこか応援したくなるような可笑しさがある。田中の自虐的なトークも、嫌味なく笑えるのが持ち味で、いじられても飄々としている姿が愛される理由になっている。

田中卓志の再ブレイク[編集]

アンガールズの近年を語るうえで欠かせないのが、田中卓志のトークタレントとしての再ブレイクである。ネタ番組の全盛期が落ち着いた後、田中はバラエティ番組や情報番組で「いじられ役」「コメンテーター」として頭角を現していく。自虐と知性を絶妙に織り交ぜたトークが評判となり、「ネタの人」から「トークの人」へと鮮やかに転身を遂げた。

建築の専門知識を活かした企画や、独身時代の生活ぶりをネタにしたトークなど、田中ならではの個性が幅広い番組で重宝されている。結婚や子どもの誕生といったプライベートの変化も、温かく報じられた。芸歴を重ねるほどに需要が高まるという、芸人としては理想的なキャリアの後半戦を歩んでいる。

人物・関係性[編集]

田中と山根は、派手にぶつかり合うタイプではなく、穏やかな空気感で長年連れ添ってきたコンビ。二人とも温厚な性格で、互いのペースを尊重し合う関係が、コンビの長続きにつながっている。それぞれが個人活動でも忙しくしながら、アンガールズという看板を大切に守り続けている。

二人はワタナベエンターテインメントの先輩格として、ハライチら後輩からも親しまれている。ベテランの域に入りながらも気取らない人柄で、世代を超えて愛される存在だ。

「キモかわいい」という発明[編集]

アンガールズがお笑い史に残した最大の功績は、「キモかわいい」という新しい笑いの価値観を世に広めたことだろう。それまでのお笑いは、面白さや勢い、あるいはカッコ悪さを笑うものが主流だった。そこにアンガールズは、ひょろりと長身で気弱そうな、一見「気持ち悪い」とも言える自分たちの個性を、あえて愛嬌に転化してみせた。攻撃性ゼロの、見ていて毒のない優しい笑い。それは2000年代の若者の感性に見事にマッチした。

この「弱さを武器にする」スタイルは、後の自虐系・脱力系の芸人たちにも影響を与えたとされる。強さや派手さで押すのではなく、親しみやすさと意外性で勝負する——アンガールズはその先駆けとして、お笑いの懐を確実に広げた存在なのである。

息の長いコンビの秘訣[編集]

結成から二十年以上が経ってなお、アンガールズが第一線で活躍し続けている理由は、二人の柔軟さにある。ネタ番組の全盛期が過ぎても、田中はトークタレント・コメンテーターとして、山根は多彩な趣味や活動を通じて、それぞれが新しい居場所を見つけてきた。一つのスタイルに固執せず、時代に合わせて自らをアップデートしていく姿勢が、長寿コンビの秘訣と言える。

特に田中の「いじられても飄々としている」キャラクターは、年齢を重ねるほどに味わいを増している。若い頃の尖った人気とは違う、円熟した愛されようを獲得しているのだ。穏やかな二人がマイペースに歩み続ける姿は、芸人の理想的な年の重ね方として、多くのファンに温かく見守られている。

炎上とバズ[編集]

  • ギャグ「ジャンガジャンガ」が爆発的に流行し、子どもから大人までが真似する国民的ギャグとなった。
  • 「キモかわいい」という新しいキャラクター像で一世を風靡し、お笑いの価値観を広げたと評価された。
  • 田中の自虐トークや情報番組での的確なコメントがたびたびSNSで話題になり、「田中、トーク面白い」と再評価が拡散。
  • 田中の建築士試験への挑戦や私生活の話題が好意的に取り上げられ、芸人の枠を超えて注目を集めた。

余談[編集]

  • 二人とも広島県出身・高学歴という共通点があり、田中は広島大学、山根は広島修道大学を卒業している。
  • 「ジャンガジャンガ」の由来は、ギターの音を口で「ジャンガジャンガ」と真似たことにあるとされる。
  • 田中は建築を学んだ知識を活かし、家や建物に関する企画で専門性を発揮することがある。
  • 山根は健康やヨガ、ファッションに造詣が深く、芸人とは別の顔も持っている。
  • デビュー期の「キモかわいい」キャラは、いまや「いじられ愛されキャラ」へと自然に進化している。
  • 田中は独身時代の生活ぶりをネタにし続けてきたが、結婚・子の誕生でトークの引き出しがさらに増えたとも言われる。
  • 田中は情報番組やクイズ番組でのインテリな一面と、自虐的なトークのギャップで人気を確立している。
  • 山根のアメリカ生活経験は、コンビのトークにちょっとした国際色を添える隠し味になっている。
  • 二人の長身を活かした「身体性のあるコント」は唯一無二で、同じ体型のコンビが他にいないことも個性を際立たせている。
  • 田中の建築士資格への挑戦は、芸人の枠を超えた向上心として好意的に受け止められ、ニュースにもなった。
  • デビューから現在まで芸風を否定せず、自分たちの個性を大切に育ててきた姿勢が、長年のファンに愛され続けている。
  • 結成から二十年以上、二人がほとんど不仲説の出ないまま穏やかに歩み続けてきたことも、長寿コンビとして敬意を集める理由の一つである。
  • 「ジャンガジャンガ」は世代を超えて記憶される国民的ギャグであり、令和になっても結婚式の余興などで真似されることがあるという。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • ワタナベエンターテインメント 公式プロフィール