概要[編集]

KOHH(コー、1990年4月22日 - )とは、東京都北区王子出身の日本のラッパーである。2008年ごろから「KOHH」名義で活動し、2020年に引退を表明。2024年2月に本名の「千葉雄喜(ちば ゆうき)」名義で「チーム友達」を発表して活動を再開し、同曲は日本語ラップの枠を越えたヒットとなった。本人は活動再開にあたって「KOHHさんはもういません」と述べ、KOHH名義の楽曲を今後は歌わない方針を明言している。

詳細[編集]

KOHH名義での活動[編集]

シングルマザーの家庭に育ち、弟もラッパー(Lil KOHH)として活動している。団地育ちの環境や家族のことを飾らずに描く歌詞と、淡々としたフロウが特徴で、2010年代の日本語ラップの中でも早い時期から海外のリスナーに届いた存在だった。2015年には韓国のラッパー、キース・エイプの「It G Ma」に客演し、同曲のミュージックビデオが世界規模で再生数を伸ばしたことで、日本国外での知名度を得ている。

引退と改名[編集]

2020年1月に引退を表明し、2021年12月以降は音楽活動を停止していた。復帰にあたって名義をKOHHから本名の千葉雄喜へ変えており、過去曲を封印するという判断は、ラッパーが名義を変えて再出発する例の中でも徹底したものとして受け止められた。

「チーム友達」以降[編集]

2024年2月に発表した「チーム友達」は、シンプルなビートと繰り返されるフックによってSNS上で拡散し、アーティストや芸人による「マイクリレー」形式のカバーが相次ぐ現象を生んだ。同年にはアメリカのラッパー、ミーガン・ザ・スタリオンの「Mamushi」に客演し、同曲のヒットによってさらに国外での露出が広がっている。2025年3月にはアルバム『億万長者』を発表し、日本武道館での初のワンマンライブも開催した。

2010年代後半以降、海外のアーティストとの共演や大規模会場でのライブを実現した日本語ラップの担い手としては、ほかにAwichBAD HOPCreepy Nutsなどが挙げられる。KOHHの場合は、引退と改名という断絶を挟んだうえで復帰後にキャリア最大のヒットを出した点が特異である。

余談[編集]

  • 「チーム友達」は原曲のミュージックビデオのほか、有志によるリミックスやカバーが多数投稿され、曲名そのものがネット上の定型句のように使われるようになった。
  • KOHH名義の楽曲は配信で聴くことはできるが、本人はライブで演奏しない方針をとっている。

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