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概要[編集]

ソニーモバイルが2021年2月10日に発売したアンドロイドスマートフォンだ。

機能[編集]

2019年と同様に親会社のソニーを通じて複数の関係企業と協力が進められた。

  • Motion Blur Reduction

60Hzのリフレッシュレートと120Hzのタッチサンプリングレートでディスプレイパネルが設定されているが、フレーム間の遅延率を低減し、最大リフレッシュレートが90Hzに準ずるレベルの体験を提供する。

  • カメラ強化

Zeissとの協力で背面カメラのレンズにゴースト現象を減少できるT*コーティング技術が適用された。

  • Eye AF改善

人の目だけを認識していた前作の「エクスペリア1」とは違って、動物の目も認識するように改善された。

  • Photo Pro

基本カメラアプリケーションとは別にアルファ(α)のユーザーインターフェースと撮影モードが内蔵された別の専門撮影アプリケーションだ。

  • サウンド強化

Dolby Atmosをサポートする。特に映画モードでは、ソニー·ピクチャーズ·エンタテインメントとのコラボレーションによるチューニングが進めたが、今回は音楽モードもソニー·ミュージックエンタテインメントとのコラボによるチューニングが行われた。 これにより、サウンドを有線で出力する際の左右チャンネル分離度が改善された。 また、ノイズ現象とクロストークはエクスペリア1に比べ約1/10の水準まで減少した。そして内蔵スピーカーのサイズが拡大し、低音出力が改善された。

  • DSEE Ultimate

サウンドを有線を出力する時だけ活性化された既存のDSEE HXとは違ってLDACコーデックを支援するBluetooth装置と連結しても活性化される。また、AI技術により再生中の音楽のジャンル及び表現に合わせて適切に処理する。特に、基本設定であるためサードパーティアプリケーションにも適用されるという。

  • 360 Reality Audio

サウンドを出力する時、臨場感を高めるハードウェアデコード技術だ。

  • ホットキー

右下段のカメラボタンの横に指定したアプリケーションをすぐに実行できるハードウェアキーが搭載されている。 ただし、すべてのアプリケーションに許容されるわけではなく、あらかじめ定められたアプリケーションのみ指定できるという。

  • 連結性強化

microHDMIType-D端子を用いてカメラやビデオカメラ等に直結して映像信号の入力を受け、機器のディスプレイをサブディスプレイとして活用できる。

  • 信号強度の向上

機器のフレーム周囲に計16のアンテナを360°に配置し、ビームフォーミング技術を適用して受信感度を向上させた。

評価[編集]

国内での評価[編集]

海外での評価[編集]

総合的に悪い評価を得ている。 魅力的な機能がいくつあるのは確かだが、あまりにもニッチ層向きの機能なので大体の人は向いてないよう。 特に2500$という、他社のスマホと比べてびっくりするほど高い値段があっちこっちでばかにされている。 1350万人の登録者を持つMarques Brownleeは、極力製品を尊敬しながらも、商品がニッチすぎてターゲット層に該当する人が30人しかいないと言った。 特に、カメラディスプレイとして使えるという特徴も有効出来ではなく(スマホの画面の大きさ、割合の理由で)、一層ディスプレイを一個買ったほうがいいと述べた。